イギリス,  国際恋愛

【イギリスビザ】EU Settlement Schemeについて

こんにちは、Lilyです。

 

今回はイギリスへの滞在許可、EU Settlement Schemeについてお話ししていきます。

 

前回、前々回はCivil Partnership(事実婚)についてお話ししてきました。

そもそも何故私たちがイギリスで事実婚を挙げたのかといいますと、今回ご紹介するこちらのSchemeに登録をするにあたり、私と彼の関係性を証明しなくてはなりませんでした。その為にイギリスで事実婚を挙げるに至った、という訳です。

 

Civil Partnershipで実際に行った手続きやかかった費用についてはこちらの記事からご覧ください。

イギリスで事実婚を挙げ、正式なパートナーとなった話(Civil Partnership)

Civil Partnership(事実婚)当日のセレモニーの話

 

 

EU Settlement Scheme

EU Settlement Schemeって?

ではまずそもそもEU Settlement Schemeがどのようなものかといいますと、イギリスがEUを離脱した後もEU、EEA、スイス市民とその家族が継続してイギリスに住み、働くことを許可する制度になります。

アイルランド市民であれば、申請せずに無期限に滞在し続けることが出来ます。

 

この制度に申請することが出来るのは、2020年12月31日までにイギリスに滞在していた人です。

上記に当てはまり、さらにEUやEEA、スイスの国籍の方の家族(または正式なパートナー)であれば、2021年6月30日までに申請をすることが出来ます。

 

申請内容と申請手順

申請はとても簡単でイギリス政府のサイトから申請出来ます。

こちらからどうぞ⇨https://www.gov.uk/settled-status-eu-citizens-families/applying-for-settled-status

 

申請内容は

①アイデンティティチェック

②現在所持しているビザの確認

となります。

 

アイデンティティチェックでは

・有効期限内のパスポート

・生態確認

・英国在留カード(BRP)

が必要となります。

 

生態確認のために私は最寄りのビザセンターに行き、指紋認証などの生態確認を行いました。

こちらの生態確認にかかった費用は、£70でした。

生態確認後、その結果はビザセンターから直接Home Officeと呼ばれるビザ発行の大元の場所へ送られます。

 

私の結果はすぐに送られたことがメールで報告されました。

その後、上述のサイトで登録を完了し、パスポートまたはBRPカードをHome Officeに郵送すれば申請終了となります。

 

 

 

この作業が終了した2ヶ月後、イギリス政府よりメールが入り、晴れてイギリスの居住権取得となりました。

私が取得したのは、Pre-settled Statusという5年のイギリス滞在が許されているビザになります。

 

Pre-Settled Status

Pre-Settled Statusとは、Settled Statusの前段階と言われているものになります。

 

これを取得して得ることの出来る権利が

・労働

・NHS(国民医療サービス)を無料で使用

・教育や研究に携わる

・給付金や年金などの公的資金へのアクセス

・英国内外への旅行

となります。

 

 

これを取得した日から5年のイギリス滞在が許可されており、5年後にまた同じものを申請することができます。

ただそこにはルールがあり、もしイギリス国外に出る場合連続2年は許可されますが、それ以上になるとこの権利は剥奪されてしまいます

 

 

Settled Status

つぎに、Settled Statusというものがあります。

これは、上記のPre-Settled Statusの権利を持っており、5年間イギリスに継続滞在した場合に申請することのできる権利となります。

継続滞在とは、継続した5年間イギリスに滞在し、さらに1年のうちの最低6ヶ月はイギリス国内にいるという条件になります。

 

この条件をクリアし、その後さらに5年イギリスに滞在すると、イギリスの市民権(永住)の申請も出来るようになります。

 

 

最後に

以上が、今回私が申請したEU Settement Schemeの概要となります。

さらに詳しく知りたい方は、イギリス政府の公式サイトをご覧ください。

https://www.gov.uk/settled-status-eu-citizens-families

 

現在、私はイギリスを離れてしまっていますが、彼の仕事の関係もあり近い将来イギリスに戻る予定です。

 

想像していたよりこのスキームの申請はスムーズに進みました。

申請条件や期限もあるため、全ての人が申請出来るわけではありませんが、ブレグジット前にすでにイギリスに滞在しており、さらに今後もイギリスへの滞在を考えている方の助けになればと思い、記事にしてみました。

 

何か質問などございましたら私のSNSにてご連絡ください。

 

 

では。

 

 

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