スペインに住んで気がついた15のこと
こんにちは、Lilyです。
今日はイギリスからスペインに渡り約2ヶ月が経ちました。そこで、今回は自分なりに感じた文化や食の違いなどについてお話ししていこうと思います。
目次
1、アルコールが安い
まず最初に感じたことはなんといってもアルコールの安さです。
ワインが一本2ユーロ弱、缶ビール60セント…などなど
バーでカニャ(小さなグラスビール)を頼んでも1ユーロ程。
イギリスのパブでパイントを頼もうものなら6ポンドが当たり前。グラスワインは9ポンド程することを考えると、スペインのアルコールの安さは破壊的。こちらの人がガブガブ飲むのにも納得。ただ飲み過ぎには十分注意が必要ですが。
*アンダルシア地方では18時には飲食店は全て閉店します(2021年2月1日現在)
2、野菜は思ったほど安くない
こちらもイギリスとの比較になってしまうのですが、スペインと言えば暖かい気候を思い浮かべるので、野菜もすごく安いかと思っていたのですがそうでもなかったです。
イギリスでは野菜が本当に安かったので、スペインに来て少し驚きました。もちろん日本と比べたらトマトなどの夏野菜は大分お安く手に入りますが。
一番意外だったのは、アボカドが高いこと。暖かいスペインではたくさん安く手に入ると期待していたのですがそうでもなかったです。
あと、日本で食べるようなきゅうりが手に入りづらく、太くてぶよぶよしているきゅうりばかりで自称きゅうり好きとしてはとてもがっかりしました。
最近リドルでイギリスでよく売られているラップに巻かれたきゅうりがあることを発見してからはそれを買うようにしていますが、イギリスではきゅうり1本60pだったのにこちらでは1.5ユーロ程するのには最初少し(だいぶ)抵抗感がありましたが、文句ばかり言ってられないので最近はそちらを買っています。
3、野菜の大きさや質が良い
イギリスと比べて値段が割高とは言いましたが、野菜の大きさや質はとても高いと思います。
特に顕著なのが、トマト、パプリカ、ニンニク。
トマトは種類が本当に豊富ですし、トマトもパプリカも真っ赤で大きくて艶々していてとても美味しいです。
スペインは本当にトマトの種類が豊富。八百屋さんに行ったらとにかく毎度違うものに挑戦中。
今日はTomate azul(青トマト?)と奥のパプリカ型(名前不明)を買ってみました🍅
トマトってなんか可愛いから好き。 pic.twitter.com/ktLrpmIb54— Lily in Mexico🇲🇽 (@lilysworldmap) January 26, 2021
感動的だったのはニンニクの大きさと香り。イギリスではちーっちゃい紫がかったニンニクをちまちま何個も剥いて調理していたのですが、こちらのニンニクは掌サイズで粒もごろっと大きいので何カケも使わなくても大丈夫。香りもとてもよく、美味しいオリーブオイルと合わせるだけで何でも美味しくなるので最高です!
こちらの動画ではスペインのスーパーに潜入し、あーでもないこーでもないと野菜やお酒をやんややんやと紹介しておりますので宜しければスペインのスーパーの雰囲気を覗いて見てください。
ちなみにこちらはイギリスバージョンです。
4、新鮮な牛乳が少ない
これは本当に驚きました!イギリスではどどーんと牛乳のセクションが設けられていますが、それは紅茶文化ありきのことだったのだと気付かされました。
こちらではあまり生乳を飲む文化がないのか、大型スーパーでも片隅にひっそりと置かれております。その代わり(?)脱脂粉乳のセクションがやたらと広いです。
ですので、カフェに言っても生乳を使っていないカフェが多く味が全然違います。きちんと拘っているカフェでは生乳を使っておりましたが、スペイン人が呼ぶ
Cafe con Leche(カフェコンレチェ)は=Cafe Latteではないのでご注意を。
5、他国の食材が手に入りにくい
こちらも驚いたことのひとつです。
フランスやその他各国と陸繋がりのスペインなので、フランスの商品やヨーロッパの商品がそこらじゅうで気軽に手に入ると思っていたのですが、全然でした!
イギリスでは近所のスーパーで手軽にフランス産チーズやイタリア産ワイン、アジアンフードを買えていたのでその違いに驚きました。
スペインのスーパーでは基本ほとんどのものがスペイン産。地方ごとに分けられているだけで、他国からのチーズやワインはほぼ皆無。
さらに私の大好きな辛ラーメンや味噌やコチュジャンなども全然置いておらず、あぁ、センズベリー(イギリスの庶民スーパー)はラムネ置いたり、キューピー置いたり頑張っていたんだ…となんだか泣けてきます。
(もちろんアジアンスーパーや専門店に行けば手に入りますが割高です…)
今日アジアンスーパーへ行ったのですが、お目当ての納豆3パック高すぎて手が出ず…😩🤯🥲
ロンドンがいかに安かったのか思い知る…
スペインで納豆はこの値段が通常なのでしょうか??納豆食べたいよぉ〜😭😭 pic.twitter.com/bnRfnZA9qj— Lily in Mexico🇲🇽 (@lilysworldmap) January 30, 2021
6、至る所に宝くじ
これは国民的娯楽なのでしょうか?本当に街の中の至る所に宝くじのショップ(小さな木箱?におじさんが座っている)があり、さらにチケットを売り歩いているので、バーやカフェどこにいても皆んなガンガン宝くじを買っておりびっくりします。
特に年末ジャンボじゃないですが、クリスマスには大きな宝くじがあったようで宝くじショップは連日大行列で目を丸くしました。
スペインで宝くじは他の国では類をみないほどの一大ビジネスとなっています。
いつか私も一度は挑戦してみたいものです。
7、ビールを頼むと無料でおつまみがついてくる
これはハッピーなおまけでした。ついてこないお店もあるようなのですが、多くのお店でビールやお酒を頼むとオリーブがついてきます。日本の先付けのようなもの?だと思ってます。たまにマメだったりナッツだったりするのですが基本オリーブが付いて来ます。お店によってオリーブの味や種類が違うので毎回とても楽しめます。
イギリスでオリーブ頼もうと思ったら4ポンド程することを考えると、スペインは本当にのんべえに優しい国だなぁと思います。(ただし本当に飲み過ぎ注意)
8、青空!
これはもう言わずもがなですが…イギリスから越して来た身として本当に有り難く思っています。イギリスに住んだことのある人なら共感していただけるとおもうのですが、夏はまだしもイギリスの冬は長く暗く寒く…本当戦いですよね。
前回の記事でも少し触れたのですが、スペインに越して来た1番の理由は天候の良さからでした。
コロナの影響を受け在宅ワーカーとなった彼。暗く寒く、天気だけでなく彼の心までどんよりしてしまいました。
そこで、スペインに越して来た訳ですが、1月だというのに24度まで気温が上がったり、日照時間も長く青空の多いアンダルシア地方。在宅勤務でやっていることは変わりませんが、開け放した窓から青空が見える、それだけで心は軽く気持ちも晴れやかになります。
9、平日昼から飲む人の多さ
これは天気が関係していると思うのですが、平日のお昼からみなさん楽しそうにお酒を交わしております。笑
なんだか本当に絵に書いたような典型的なヨーロッパの風景で、しみじみヨーロッパに住んでいることを実感させられます。
私も年末は真似をして連日昼から飲んでいたのですが、すぐに眠くなってしまう身としては1日がそれだけで潰れてしまうので当分は控えることのに決めました。(当たり前)
10、現金主義
キャッシュレスのイギリスから来て現金を持ち歩くという習慣から離れていたので、通貨が覚えられず最初少し戸惑いました。
財布も長いこと持ち歩いていなかったので、変な感じがします。バスに乗るのも、チョコレート一つ買うのも全てコンタクトレスだったので、現金を毎回引き出し、持ち歩くということが結構苦痛です。
一応、ほとんどのお店でコンタクトレスやカード機器はあるようなのですが、5ユーロ以下の小さい買い物だと嫌な顔をされてしまいます…。とほほ
11、本当にシエスタする
お店の営業時間を確認すると、昼の部、夜の部に分かれているところが多くおぉ〜これがシエスタ時間かぁ!となんだか感動しました。笑
4〜7時とか2〜5時とかまちまちですが、お昼ご飯のあと2〜3時間ほど時間が設けられています。
夏場など気温が暑いことも関係しているのでしょうが、実際にシエスタ文化が残っていることに驚きました。
12、食事の時間が遅い
イギリス人も食事の時間遅いなぁと感じていたのですが、こちらスペインはさらに遅く感じます。
お昼ご飯はだいたい14時から。夜は21時から。
日本の感覚だとお昼は12時、夜は19時とか?ですよね。
先日12時開店のレストランにランチをしに行ったところ、「まだ準備できてないから飲んで待ってて!」と言われ、結局一番最初の料理が出たのが13時半も大分過ぎた頃…なんてことがありました。笑
13、小さな商店が多い
個人経営の小さな専門店や商店が数多く残っており、さらにマーケットも数多く点在し、地元の人はそういった個人商店を利用する方が多いことに気がつきました。
大量に生産された安いものを手軽に手に入れられる現在だからこそ、お店の方と世間話をしたり調理方法を聞いたりしながらの買い物はとても新鮮で、地産地消も出来るし、すごく良い文化だなと思いました!
買い物は出来るだけ近所のマーケットで済ませるようにし、無いものははないと諦めて、在るもので工夫して楽しむようにしています。
14、陽気な人が多い
暖かくのんびりした雰囲気のスペイン。
街中で聞こえてくる笑い声や、音楽が聞こえれば踊り始める人、お隣さんから聞こえてくる大合唱。
こんなご時世ではありますが、節々に人々の陽気さを感じます。
いつか普通の世の中が戻って来たら私も輪に入れてもらうのが夢です。
15、皆んなきちんとマスクしてる!
最後に、コロナ禍ならではですが、イギリスから来たばかりの時本当に驚きました。それは、街の人が子供から大人までみんなマスクを付けていること!
イギリス人のマスクのしなさはもはや有名(?)ですが、隣国でこうも違うのか!と衝撃的でした。
最近では2重マスクの人もよく目にするようになり、対策をきちんと行っている様子が伺えます。
以上が私がスペインに越してきてから気付いたことになります。
ほぼイギリスとの比較のようになってしまいましたが、スペインの文化を感じてもらえたら嬉しいです:)
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