【読書感想】8月読んだ本、7冊を紹介

こんにちは、Lilyです。

８月もあっという間に終わってしまいました。ロンドンでは10日ほど熱波にうなされる日々なんかもありましたが、すぐに通常運行。太陽は雲に隠れてしまい、肌寒くいつも通りのロンドンに戻りましたね。コロナの影響もあり、旅行も行けずに、あまり夏を感じずに幕を閉じてしまった感が否めません。。

そういったこともあり、今月は普段より読書量も増えました。もともと昔から紙媒体での読書が大好きだったのですが、イギリスに来てからというものなかなか日本語の本が手に入らずに、ヤキモキしておりました。そこで今年に入ってから思い切ってKindleに入会しました。

しかし、いつも読んだら読みっぱなしになってしまっていたことや、今回読んだ「メモの魔力」という本に触発されたこともあり、今月から読書感想を付けようかと思った次第です。読書感想なんてきっと中学以来だと思うので、ちょっと新鮮な気持ちです。まあ、いつか私が内容を思い出したい時なんかの確認用くらいな感じでお送りしていきます。

※基本自己啓発やビジネス書が好きなので、偏りがあるかと思いますがご了承ください。

では。

1 ①「ドリルを売るには穴を売れ」佐藤義典
2 ②「試着室で思い出したら本当の恋だと思う」尾形真理子
3 ③「メモの魔力」前田裕二
4 ④「人生の勝算」前田裕二
5 ⑤「We are lonely , But not alone」佐渡島庸平
6 ⑥「「好きなことだけやって生きていく」という提案」角田陽一郎
7 ⑦「資本家マインドセット」三戸政和

①「ドリルを売るには穴を売れ」佐藤義典

こちらは現在働いている職場のオーナーに貸してもらった本。

物を売る為には何が大切なのかということが学べる一冊。なるほど、経営者ならではの視点で面白かったです。

イタリアンレストランを例にとって、お客さんが本当に求めているものは何なのかを丁寧に解説してくれています。

その物の特徴＝味ももちろん大切なのですが、それ以上に”仲間と楽しみたい”や”気になるあの子と良い雰囲気になりたい”などの人の欲求にフォーカスすることが大切だと述べています。

たしかに、お店決める時に味はもちろんだけど、この時代どこのレストランにいってもそれなりのものは食べられるから、今日の相手に合わせておしゃれな雰囲気や、なにかライブがやっているなどのレストランのほうが重視するかもなぁ。なんて考えながら読んでいました。

本の内容は結構ガッツリとマーケティング理論なのですが、”イタリアンレストランを再起させなければならない女の子”の物語が各章末にあり、素人にもとてもわかりやすかったです。

②「試着室で思い出したら本当の恋だと思う」尾形真理子

Kindleのランキング上位にあり、気になって読んでみました。

渋谷にあるセンスのいいブティックを軸に語られる、いろいろな恋に悩む女子たちのオムニバス。

結構価値観が近い女の子の話などもあり、「分かる分かる。」とにやにやしながら読んでいました。

この作者の特徴と言いますか、すごいな、と思ったところは、話に出てくる女性たちの雰囲気を伝えるのがとってもうまいということ。背格好や髪型などの特徴から、恋や仕事、ダイエットの悩みなど設定がとても具体的で、スッとイメージが湧きやすかったです。短編ストーリーながら結構感情移入できたのも、その上手な描写のおかげかと思います。

ちょっとした待ち時間なんかに、さくっと読み切れるライトノベルで、楽しめました。

③「メモの魔力」前田裕二

メモ魔と言われるほど、メモを取るShowroom前田社長の本。

メモを取ることにより、アイディアを産み出し、情報を”素通り”しなくなり、より物事の本質に近づきやすくなるというのが前田社長の定義。というのも、聞いたことや考えたことなどを言語化することにより、メモを取ることで脳がうけるインパクトが強くなり、結果、潜在意識に残りやすくなるのだとか。

だから、なにか目的や目標がある人はメモを取る方が、より達成しやすいのだそう。

確かに、私もメモに書いた目標ほど現在達成している確率が高く、彼の意見には賛同しました。ただ、彼ほどメモをとってきたわけではないので、改めてメモを取ることを始めました。

そういった経緯があり、今回初めてこうして読書感想の記事を書こうと思ったのも、毎回読む本ごとにメモを取っていったら大量になったので、これはブログに書かなきゃもったいないぞ。と思ったのが始まりです。

この本を読んですぐに実践、さらにこうして一つ記事が書けるのだから、この本を読んでよかったです。

こちらを勧めてくれたのも、うちの店のオーナーなのですが、ありがとうございました。

④「人生の勝算」前田裕二

メモの魔力に引き続き、前田社長って何者なんだ？と思い、前田社長の回顧録的なこちらの本も読んでみることに。

彼に起きた家族の死や、そこから勉強し、アメリカに渡り、一流のビジネスマンとして働き始めたことなど、とても興味深かったです。

彼の考える、仕事論や、人と人との繋がり、その在り方など、様々な経験をし人一倍努力してきた成功者の意見をこうして本を通して知れるのはとてもすごいことだなぁと思いながら読みました。

彼の言っていた、「誰にでも出来る当たり前のことを、誰にも真似できないくらいに継続し続けることが成功の秘訣」というのが、私の心を撃ちました。やはり、成功者は皆、’継続は力なり’なんですね。

⑤「We are lonely , But not alone」佐渡島庸平

現代の膨大なインターネット社会を背景に、人々の孤独について、コミュニティーのあり方について語られています。

誰とでも簡単に繋がれ、人々の生活を覗き見できるこんなオープンな時代だからこそ、人の良いところばかり見えてしまったり、逆に意見の違う人が浮き彫りになったり。また、顔も合わせずに会話できる弊害として、なんでも言いたい放題になってしまったりと、コミュニケーションの在り方というのはここ数年でガラッと変わってしまいました。

もちろん良い点もたくさんあり、マイノリティーと言われるような人たち（例えばLGBTQのような方たち）の意見が多くの人に知られるようになったり、ある一つの特技や特徴があれば、あっという間に有名になれてしまったり(YouTuberやインスタグラマーなど)と、数年前までは考えられなかったようなことが当たり前に起こり得るようになってきました。

そこで、現代は個人の力や個人の考えがとても重視されてきており、いままでは横に倣えだった考えも徐々に変わってきました。私はその考え方がとても気に入っていますし、現代に生まれてとても幸せだと思っております。

ただ、これから、将来のデジタルネイティブとなっていく子供達は、デジタルに強い反面、コミュニケーション能力に乏しくなるだろうと作者は懸念しておりました。

これからのSNSやインターネットを通じて、人間関係やコミュニケーションなどがどうなっていき、どうなるべきか、について考えさせられる一冊でした。

⑥「「好きなことだけやって生きていく」という提案」角田陽一郎

上の本の中で紹介されており、こちらの本を手に取りました。

デジタルへと社会が変革していく中で、企業より個人が信頼される時代がやってこようとしています。AI技術しかり、SNS内で個人が発信力を持ったりと、これからは、言われたことをやるだけの人間は淘汰されていく、というのが著者の意見です。

とにかく、好きなことを見つけ、関心・興味を増やしていく。その上で、自分の言葉で発信し続けられる人が、人々の信頼を得ていく時代だと述べておりました。

この本は本当に現代ならではの生き方や、むしろ、生き残り方と言いますか、そういったものを具体的に説明してくれており、とても考えさせられました。個人力を付け、個人で稼げるようになっていかなければならない。これは薄々私も感じていたことなので、この本を通しさらにそれを確信しました。

これからの生き方を模索していきたい方におすすめの一冊です。

⑦「資本家マインドセット」三戸政和

これも確か上記の本で紹介されていて、手に取りました。(なんでもかんでもすぐに取り入れる口です。笑)

これからの時代は、タイムリッチの時代で、キャッシュリッチの時代は終わったというのがこの著者の主張。

要するに、タイムイズマネーです。お金はみんな持ってる。だから、これからは時間を持っている人が勝ち組。(超要約)

（いや、そうなれたら最高でしょ〜と思いながら読んでました。）

この本の大半は、まずは小さい投資から始めて、どう資本家になっていくかという、著者の人生と並行しながらの説明。まあ、いま私は投資を始めるつもりはないのですが、そんな感じで投資って出来るんだ〜、資本家と資産家の違いってそうゆうことか〜、など、自分の知らない世界を分かりやすく説明されておりとても勉強になりました。

さらに、ビジネス・仕事をする上で成功する秘訣もたくさん散りばめられており、すごく参考になりました。

ここでも言われていたのは、自分の好きなことを続けていくことが大切だ。ということ。

やはり、今後を生き抜くヒントは、『自分の好きなこと』と『継続』にあるようです。