【英語勉強法】英語が出来ない日本人。何故?方法は?
こんにちは、Lilyです。
今日も英語について取り上げていこうと思います。
目次
英語「出来る」ってどういうこと?
まず、「英語が出来るようになりたい。」ってどうゆう意味なのでしょうか。英語が、出来る、、?
中学、高校と6年間英語教育を受けてきたはずの私たち。なのに何故「出来ない」のか、ずっと疑問に思っていました。
私に関して言えば、TOEICの点数を750点にしたときも感じていた、英語の「出来なさ」。
TOEIC750点もとれば、ある程度の人には結構すごいね〜と褒められる点数のはずなのに何故か、英語に対しての苦手意識はつきまとっていました。
その答えは3週間の短期イギリス留学の時にはっきりとしました。
私のクラスはUpper Intermediate(中上級者)、ライティングやグラマー(文法)の授業ではいつも点数が良く、クラスメイトからも
「Lilyは本当に文法のプロフェッショナルだ〜!Hahaha」
なんて毎回ジョークが飛んでくるほどでしたので、文法はきっとクラスでは一番だったと思います。
しかし、、それは文法のクラスだけ。ディスカッションになった途端、ヨーロッパや中国から来ていた多くのクラスメイトたちはここぞとばかりにまあ、しゃべるしゃべる。
文法だって、時制だってお構いなしにとにかく狂ったようにしゃべりだす…。
一人当たり3分と決められている発表の時も、5分でも10分でも話す。さらに、発表中の質疑応答は禁止とされていても、横から質問しまくる。そんなクラスメイトを横に私はだんまり。。
頭の中では、そこ3人称単数…、とか、そこは過去形でしょ、なんてもやもや考えているだけで、何も話出せずにただただカエル🐸のように影を薄くしておりました。
3週間という短い期間でしたが、私にとっては衝撃的な3週間となりました。
そこで気づかされたことは、「英語が出来る」ということは、『英語で自分の意見が言える』ということ。
答えが見えてくると、英語の勉強もそこに向かって勉強していけばいいので、以前より勉強が楽しくなりました。
何故日本人は英語ができないのか?
身を以て学んだこと、それは、私にはアウトプットが圧倒的に足りなかったということ。
文法にとことん強いのが日本人。とにかく話がしたい外国人。
彼らは日常的にアウトプットをたくさん行っております。何故なら、英語は話すためのツールに過ぎないから。
私たちはそこの感覚が抜け落ちているように思います。ですので、英語を読めたり、聞けたりしても、話したり、書いたりすることが出来ないことが多いのです。これでは、コミュニケーションなんて取れるはずがないですよね。
日本教育にとって英語学習とは、遥か昔にアメリカ人との契約によって生まれた条約の一つに過ぎないのです。ですから、話すためのツールとしての英語学習でなく、アメリカ人への建前程度の英語学習となってしまっているのです。英語を使いもしない企業でTOEICの点数を聞かれたりなんかもざらですよね。。
しかし、裏を返せば、いい点も一つあります。それはすでに英語の文法などの基礎がある程度出来ているということ。ですので、いまからやるべき勉強はスピーキングに的を絞った英語学習です。
5つの学習のポイント
- 日常表現を学ぶ
- チャンクを意識する
- リンキング・リエゾン
- アクセント(リズム)
- 発音記号を覚える
では、詳しくみていきましょう。
①日常表現を学ぶ
たとえば、
”Are you seeing anyone?” や、
”What brought you here?” と
聞かれたら、何を聞かれているのか分かりますか?
私も渡英して間も無い頃は、何を聞かれているのかさっぱりでした。
一つ目が「今彼氏(または彼女)いる?」というカジュアルな日常表現。もちろん
”Do you have a boyfriend(or girlfriend)?”
でも間違い無いのですが、ネイティブの人が自然に使う表現は上記の
” Are you seeing anyone?” となります。
二つ目が、「なんでここ(イギリス)に来たの?」と聞かれていたのです。
(私はずっと某TV番組の影響もあり、)
”Why did you come to Japan?”
が正解だと思っていたので、この表現には驚かされました。
Why … ? という表現だと、「何故ここにいるの?どうしてここにいるの?」というような少し圧迫感のある質問になってしまうので、こちらの人は「何があなたをここに連れてきたの?」という表現を使っていたのです。
また、趣味を聞く時はも、
”What’s your hobby?”
“Do you have a hobby?”
ではなく、もっと自然な聞き方は
”What do you do in your free time?” となります。
または、「久しぶり!」と言いたいとき、英語では
”Long time no see!” や、“It’s been a while!”
と、表現します。
これらは知っていれば確かに!な表現ですが、知らないと本当にさっぱり、なんのこっちゃです。
このように、学校やTOEICでは学んでこなかった表現がたくさんあります。
英語を話せる様になるには、まず身近なことを自然に表現できるようになる必要があります。
その時に、便利な勉強ツールが海外ドラマになります。海外ドラマは、日常生活を送る上でネイティブが使っている自然な英語表現がバンバン出てきます。
私もイギリスに渡英する前は、海外ドラマをたくさん見て、ネイティブが使う英語表現を研究しました
②チャンクを意識する
チャンクというのは英語の塊を意味します。要するに、英語の文章の中の塊を意識すると言うことです。
例えば、”Thank you.”と聞けば、”Thank” と”you” に分けて、あ、これは「ありがとう」だな、などと考えることなく、そのまま一つの塊として英語のまま理解していますよね。
この塊を理解し、覚えるということを意識するようにすると、脳で行う作業が圧倒的に減ります。
例えば、
”I wish I didn’t have to work tomorrow, but unfortunately I do.”
こちらの文章も、少し長く感じたり、さらに一語一句和訳していたらすごく時間がかかってしまいます。
そこで、チャンクを意識してみるとどうでしょうか。
“ I wish / I didn’t have to work tomorrow, / but unfortunately I do.”
3つの塊を意識するだけで、大分楽に英語の意味が見えてきませんか?
この練習方法としては、簡単な本をたくさん読むことがおすすめです。星の王子様や、トムソーヤの冒険など、小学生くらいの子供向けの本を私はたくさん読んで練習をしました。古本でいいので、買ってきたらペンを持って、上のように塊ごとに線を引きながら読んでいくと、チャンクを常に意識できるのでおすすめです。
③リンキング・リエゾン
リンキングやリエゾンって聞いたことありますか?
リンキングとは音の繋がりのことを指し、リエゾンとは単語を並べて発音したときにその単語とは違った音が出ることを指します。
例えば、Check it out. や、Good idea. など。
これらをそのまま一単語ずつ読むと”チェック・イット・アウト” ”グッド・アイディア” となります。これは多くの日本人がおかしがちなミスで、このようにぶつ切りにして読んでしまうと、滑らかさがなく、ネイティブには非常に伝わりにくい英語となってしまいます。さらに、この失敗体験により自信も無くなってしまうので、余計英語を喋ることが億劫になってしまいます。
では、なぜ日本人がそのように読んでしまうのかというと、日本語では、音と音が繋がることがないからです。
しかし、英語を話す時は音と音がくっついて、一音節となります。
要するに
”チェック・イット・アウト” は ”チェッキラゥ”
”グッド・アイディア” は ”グッダィディーァ”
となります。
これらを理解するようになると、スピーキング力だけでなくリスニング力も爆上がりします。
このリンキングを理解するためには、シャドーイングがぴったりの勉強法です。何故なら、文字と音との乖離を無くしてあげることができるからです。
どうゆうことかというと、頭の中で考えている文字の音と、ネイティブが話す音には、乖離があるからです。
シャドーイングをすることによって、文章全体の音を理解することに繋がり、滑らかに文章を話し、読めるようになります。
④アクセント(リズム)
英語のアクセントもスピーキングをする上ではとても大切です。
例えば、”dessert(デザート)”と、”desert(砂漠)”。カタカナにしてしまえばどちらも「デザート」。
しかしアクセントを間違えてしまえば、どちらのことを言っているのか分からなくなってしまいます。
”dessert (デザート)”🧁は「ディザート」/di’zərt/ と、後ろにアクセントがきますが、
”desert(砂漠)”🌵は「デザート」/dezərt/ は、前にアクセントがきます。
このように、アクセントがひとつ違うだけで、全く別の意味になってしまうので、英語を話す上ではとても大切になってきます。もちろん次項であげる、発音も大切なのですが、同じくらいアクセントも大切です。
また、一つ一つの英単語にアクセントがあるように、英語の文章にもリズムがあります。
例えば、”What time does the film start?”
こちらで聞いている重要なポイントが、”time”と”film”なのでそこにアクセントが来ます。
要するに、
”What time does the film start?”
⇨ワッタァイム ダズダフィルム スタート
となります。
このように、一つの英文にはリズムやアクセント、さらにリンキングが組み合わさっており、これらが出来て始めて、ネイティブに通じる英語となります。
⑤発音
上に取り上げた、アクセントやリズム、リンキングも大切ですが、絶対に避けて通れないのが発音です。
正直、リンキングやリズムが分からなくても、正しい発音で単語さえ言えれば大体のことは伝わります。
そのために私はまず、英語の発音記号を覚えることを強くお勧めします。
発音記号を見れば、新しく出会った単語の発音もすぐに理解できますし、日本人独特の発音で覚える心配がなくなり、文字と音に乖離がなくなります。
私は英語耳👂という発音についての参考書で勉強をしました。この参考書は本当に詳しく説明してくれており、発音記号についてはもちろん、口の形や舌の位置、空気の出し方など。さらに、リンキングについても説明があり、これらを理解できるようになり、自分で発音記号と同じ音が出せるようになると、リスニング力も上がり、相手の言っていることが一発で分かるようになりました。
これは、私がTOEIC230点から750点に上げた時にも使用した参考書なのですが、とにかくこれを一冊読めば、下手に何十時間もリスニングの練習をするより、よっぽど効率的にリスニング力を上げることができました。
アマゾン内でのレビューを見てみたのですが、評価がめちゃめちゃ良く、私のようにこの本でTOEICのリスニングの点数を上げた人がたくさんいてびっくりしました。是非チェックしてみてください。
これらを意識して勉強を始めてから、私の英語のスピーキングスキルは確実にアップしたと思います。
渡英してからも、聞き返すことや、逆に聞き返されることも減り、スムーズに会話ができるようになりました。
英語を話すようになるには、教科書には載っていないようなことを勉強する必要があり、最初はどこから手を付けていいか分からないし、とても大変に思えるかもしれません。
ただ、少しずつでもいいので、海外ドラマのシャドーイングを始めたり、英語耳などの参考書を使っての発音記号を覚えたりしていくうちに必ず成果がでてきます。
諦めずに英語と向き合うことで、いつか英語をスラスラと話せるようになってきます!
私も現在もまだまだ勉強の身ですので、一緒に英語学習頑張っていきましょう❣️
では!
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